DICTIONARY
用語集
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骨盤ベルト

骨盤ベルトは腰回りに装着するサポート用具です。腰回りか股関節付近に付けるタイプの2種類です。ぎっくり腰を経験した方は、整骨院や整形外科で勧められるのではないでしょうか?

腰回りを支えられて「立ちやすい」「動きやすい」という実感がありますが、それはベルトが腰を動かす筋肉の代わりをしてくれる機能からです。つける目安は、ぎっくり腰になりそうな手前~ぎっくり腰の痛みが無くなるまで、です。腰の為にずっとつけているのが良いと広告を打っていますが、それは売りつける為の文句なので止めましょう。ベルトを付けると付けた付近の筋肉は圧迫され、動きを制限されるので、長く装着すると筋肉が弱くなります。骨折してギブスが外れたらその部分がげっそりしてるのと同じです。あくまでも本来の筋肉の動きが出来ていない部位のサポート役です。

おすすめは股関節近くに巻くベルトです。骨盤はおわん型をしているので、骨盤の下が締まっているのが理想だからです。腰を巻くと骨盤の上部を締めてしまうので、骨盤を歪め、増々腰痛を長引かせます。股関節付近に巻くベルトは妊産婦も利用します。サロンオーナーも産後開いた骨盤を締める為に、産院で渡されたさらしを締めていました。

腰回りを締めるベルトは力仕事をする人が仕事中に着けるくらいに留めるべきです。

ベルトに頼らない様にするには、先ずは身体の歪みを整体し、歪んだ関節に硬くなった筋肉が接触するのを無くすこと。その次に腰に負荷をかけない身体本来の動きを身に付ける事。その次に筋トレです(関節を動かし支えるのは筋肉です。筋肉が弱いと軟骨や椎間板に過剰な負荷がかかります)。

オーナーも整骨院に勤めていた時、売りつけていた張本人です。ベルトによりぎっくり腰の危機を脱出する人もいれば、効果を妄信して着け続けたあまり外せなくなり、骨が変形するほど関節が歪み、整体に限界のある方まで見てきました。本来、身体は自分の力で支えられるものです。自分の肉体をもっと信じましょう。